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ブログの方ではフィギュアの大まかなレビューに加え、より深い業界ネタ話を語っているので両方から楽しめると思います。(^^)
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スターウォーズTVシリーズ、マンダロリアンの制作者であり、監督。そしてスターウオーズ世界の創造主ジョージ・ルーカスの愛弟子であり、スターウォーズの正当なる後継者『デイブ・フィローニー』がファンの徳望によりまさかのフィギュア化!
ジョージ・ルーカスが『自分の息子』とまで呼ぶ彼はインタビューでもわかる様にスターウォーズの世界を誰よりも深く愛しています。
ハズプロ・パルス・ウェブで販売されたこのフィギュアはアメリカ、カナダとイギリスにのみ限定販売され、その後カナダのEBGamesなどでも発売され、一日足らずで売り切れとなった商品です。キャラクターはマンダロリアンに登場し、監督が演じたトラッパー・ウルフ。そんな脇キャラが在数に限りがあるとは言え、簡単に売れきれるのはさすが世界一と呼ばれるファンダムを持つスターウォーズのなせる結果ですね。
カナダ、アメリカ、イギリスにのみ商品が届けられますが、ハズプロ・パルス・ウェブのホームページはこちら
HasLab – Hasbro Pulse

ちなみにトラッパー・ウルフとは帝国が反乱軍に敗北した後の、マンダロリアン・シーズン1とシーズン2に登場した新共和国のXウィングパイロット。マンダロリアンとグローグーを氷の惑星で蜘蛛の様な宇宙生物から守ったりもしています。

デイブ・フィローニとは元々アニメーターからアニメーター専門の監督となり、『アバター・伝説の少年アン』と言うアメリカで大ヒットしたアニメーションを手掛けました。ジョージ・ルーカスはそんな彼の作品を見てクローン戦争のアニメーション監督に抜擢したのち、二人は親子の様な親しい関係になったそうです。
ファンから賛否両論の評価のあるクローン戦争と反乱者達のアニメーション・シリーズ。そう、反乱者達もフィローニ―監督が監督しました。賛否両論と言っても、それは作品のテンポに対してがほとんどで、どちらの作品もスターウォーズの世界観を広げるのに大いに貢献した良作とファンの間では絶賛されています。
特にジョージ・ルーカスがルーカス・フィルムを去った後にフィローニ―監督が制作した反乱者達はファンサービスが多く、これまでのスターウォーズをちゃぶ台返ししまくるキャサリン・ケネディ社長の新三部作とは違い、フィローニ―監督はファンが愛するジョージ・ルーカスの手がけた世界観やキャラクターにより深いスポットライトを向けました。

そもそも子供の頃からスターウォーズが大好きで、それが理由で業界に入った彼は紛れもなくスターウォーズの大ファン。そのため映画のみならず今ではレジェンドと呼ばれているEU(エクスパンデット・ユニバース)のスターウォーズ作品にも詳しく、何より同じファンをこよなく愛する事から多くのファンから多大なる支持を得ています。
もしアニメーション以上のプロジェクト管理の経験が豊富であればジョージ・ルーカスは彼をルーカス・フィルムの後継者に選んでいたでしょう。この事に関してはブログの後半部分で語りたいと思います。

今回はスターウォーズ・ブラック・シリーズ限定商品であるため、箱のデザインも通常のものとは違って素敵な感じ。引き出し式で、内側の箱はロックがかかっているのか完全に引き出す事は出来ませんが、裏面にトラッパー・ウルフの経歴が書かれています。

このトラッパー・ウルフのフィギュア、本体のボディは2013年に発売されたシリーズ初のXウィングパイロットルークの物をそのまま再利用されています。そのため可動構造は単純で今のブラックシリーズよりもサイズも少し小さいです。

玩具会社超大手のハズプロ社は『再利用手抜き』の覇者で有名。『最低限の努力で最大限の利益を追求』のお手本とする会社です。ですがハズプロの場合は度が過ぎていて、正確性を完全に無視してキャラクター商品を売ったりするため、ファンからは苦情が結構多い。これは他のフィギュアのボディや小物をそのまま再利用するため。なのでキャラクターに忠実なフィギュアが欲しいならファン側からのかなりな改造を要求されます。ちなみに両足が右足だったり、両手が左手だったりと言うハプニングも少なく無いため、質管理はかなり低い事でもハズプロは有名。それでもクオリティーの割りには値段が安かったためファンの多くは目をつぶっていましたが、最近では値段を上げにあげまくって来たため、『ただの質の悪いフィギュア』となっている。それでもこのスケールのフィギュアでスターウォーズやマーベルを出せるライセンスをもらっている会社は他に無いため(日本のフィギュアーツはほぼ同スケールだがあれは日本国内限定のライセンス)、6インチ(役1/12スケール)のこれらのキャラクターフィギュアが欲しいならハブプロしか買えない。そのためファンコミュニティでは『好きなブランドをまるで人質にとられている』と苦い声が多い。中には『バンダイがスターウォーズの全キャラを全世界で販売するライセンスがもらえたら良いのに・・・』と涙を飲む者もいる。

例えばハズプロのR2-D2は6インチ(1/12スケール)にしてはあまりに小さく、ファンの間では人気が無いが、バンダイのR2はフィギュアーツもプラモデルも大人気。『このスケールでは世界で最も忠実で完成度の高いR2』とまで呼ばれて愛されている。2013年から今の今までハズプロはサイズが小さくて苦情の多いR2を気にせずに発売している理由は単純に新しく作り直す労力をかけたくないため。そんな理由から全てのアストロメックはサイズが小さい。もしこれがバンダイなら、よっぽどの事が無い限りこれまでの過ちを改善するだろう。
ちなみに写真は作者が撮影したフィギュアーツのレイア姫とR2に、プチ自作なタンティブIVジオラマ。
かなり前のフィギュアですがシリーズ第一弾の素体であるためハズプロがしっかり造形したため、見た目自体は今でも十分通用します。しかしいつも思うのですが、パイロットが膝まで、だら~んとさせている紐はいったい何なんでしょうね?笑

今回のフィギュアで唯一新規造形されたのが頭部のみ。それでも我々ファンにとっては十分!フィローニ監督!あ、いや、トラッパー・ウルフの顔に違いありません!もうどこから見てもそうですね!この完成度ならディテールアップの塗装などはしなくても良さそうですね。あ、してもかまいませんよ?私は面倒くさがりなのでしませんけど笑

そしてフィローニ監督とスターウォーズと言えば、ジョン・ファブロ監督は語らずにはいられません。マーベル・シネマティック・ユニバースを成功させるために必要不可欠だったアイアンマンの監督こそがかれです。彼がルーカスフィルムにやって来て自体は急展開。ジョージ・ルーカスが作り上げたこれまでのスターウォーズと、それを支えてきたファン達を見下して踏みにじる現社長、キャサリン・ケネディは新三部作とスターウォーズ・ストーリー・ソロでもわかる様に、スターウォーズと言うブランドを自分の社会プロパガンダに利用するだけでした。それが理由でスターウォーズの価値は大きく急下降し、ブランドの価値も落ち、商品の売り上げは地に落ちたためその時のディズニーの社長ボブ・アイガーの頃から今の今まで目の上のたん瘤。その間フィローニ監督は必死にアニメーションでジョージ・ルーカスの世界観を守っており、そんな彼とフィローニ監督が夢のタッグを組んで制作されたのがマンダロリアンでした。

ちなみにマンダロリアンのメイキングストーリーではまるで自分が制作に関係して来ていたとでも言わんばかりにキャサリン・ケネディが登場していますが、業界とファンの間ではマンダロリアンのプロジェクトに彼女は一切かかわっていない事は有名。『私が作った新三部作が支持を得られなかったのだから、口うるさいファン達を喜ばせる作品何て誰にも作れない』とケネディは業界裏で語ったそうです。なのでマンダロリアンがまさか大成功するとは思っておらず、シーズン2で彼女は新三部作の様に自分の社会プロパガンダをマンダロリアンシリーズに組み込むためプロジェクトを奪おうとしたのですが、前社長のボブ・アイガーがこれを拒否。彼女は『名前だけの参加』であって、『一切手出しむ様』と命令が下されたそうです。それでも作品が公開されるには彼女の許可が必要で、ケネディは『強い男を象徴するヒーロー、ルーク・スカイウォーカーが大嫌い』だったため、シーズン2でルークが登場する事が知られると公開の許可は絶対無いとフィローニ監督とファブロ監督は悟っていました。そのため表向きではエピソード3で死んだはずのジェダイマスター、プロ・クーンが緑色のR2と登場する台本と絵コンテが発表されていて、裏ではルークと青いR2の登場が決定していました。ヒーローの復活を見たファンの中には涙を流した人が多く、これによりスターウォーズへの愛を復活させた方も少なくないでしょう。もちろんこの事にケネディは大激怒したそうです。

え?何でジョン・ファブロ監督の話が出るかって?それは彼はマーベルに『ハッピー』と言うキャラクターでずっと作品に登場しており、そのキャラクターがアイアンマンとのセットでフィギュア販売されていました。そう、ジョン・ファブロ監督の頭部がフィギュアとして手に入るので、ファンは大喜び!と、は行かず、単体で売ってくれるならまだしも、何度も再販売されるアイアンマンの素体とセット売りで5000円もしたため、逆にファンは激怒していました。ちなみに今は値はもっとアップしています。
そんな理由でマンダロリアンにキャラクターとして同じく登場したデイブ・フィローニ監督のフィギュアをファンは密かに期待していたのです。そしてそれが叶ったとなれば、次にファンが期待するのはもちろんこの方のフィギュア!!

創造主!ジョージ・ルーカス監督のフィギュアを是非とも欲しい!マーベルの社長で多くのアメコミヒーローの生みの親、スタン・リー氏がマーベル・レジェンドで販売された事もあって、ジョージ・ルーカス監督のフィギュア化は長年求められていましたが、ルーカス監督が許可しないのか、その気配は全くありませんでした。

でもなっちゃいました!神様のフィギュア化!いや、まさにスターウォーズの神様が待望のフィギュア化です!
顔は似てる?
かなりこれは微妙な気がしますね。せめて眼鏡くらいつけてやって欲しかったものです。
しかしここでも再びファンからのつっこみが入ります。なぜストームトルーパー素体?『ルーカス監督ならジェダイだろう』とかなりのつっこみがハズプロのフェイスブックなどに送られましたが理由は一目瞭然。ジェダイの素体はあるにはありますが、ストームトルーパーのが楽に生産できるため、単純に手抜きが理由です。ルークやハン・ソロがストームトルーパーになった事があるのでそれを理由にしたと思われるのですが、手抜きである事はコミュニティ内でもバレています。
ちなみにこのジョージ・ルーカスフィギュアはファンチャンネル限定とされているので、言わば『正規の店舗では販売しないけど、スターウォーズのブラックシリーズを販売しているウェブ形式のお店なら入手可能』な商品。とは言ってもそれを実際に販売するかどうかはそのお店次第ですが・・・

新規造形ではありませんが、このヘッドギアは本当に優秀です。造形が綺麗ですし、プリントを変えるだけで別のパイロットへ早変わり!時々プリントがずれている事もあるので個体差はありますが、私が手にした監督のヘルメットは問題なく綺麗でした。
どこから見ても素晴らしいプリントですね。
正直監督の目のプリントとヘルメットのプリントがずれる事だけが不安でしたが、どうやら今回は運が良いです。
ただファンにはどうしても納得いかない事が一つだけあるのです。
無論これも海外コミュニティでは販売発表時からずっと言われていたのですが、ハズプロはそんなファンのお願いを今回も見事に無視してくれました(笑)。
ジョン・ファブロ監督には絶対に欠かせないシンボル的なアクセサリーが一つだけあるのです。それが付着して来なかった事に膝を折ったファンは少なくありません。それは・・・

カウボーイハットです!
これこそ監督のシンボル!これが無いと始まりません!
でも残念な事について来なかったのでファンはサイズの合ったカウボーイハットを探しに探して大変!笑 しっくり来るものが無いので作者も大変!笑笑
しかしそもそもトラッパー・ウルフはカウボーイハットを持っていなかったのでこれに関しては仕方ありませんね。

同じ素体を使っているルーク、ウェッジとスリーショット。ルークをベースにして制作した素体ですが、先ほどにも伝えた様にこのルークはスケールの割にはかなり小さいです。170cmのはずが、165cmから下くらいでしょう。そもそも6インチシリーズは1/12スケールに近いフィギュアーツよりも大きめな作りにも関わらず、フィギュアーツのルークよりも小さいのです。ウェッジの身長は明記されていませんが、170から180cmとされており、フィローニ監督もそれくらい。なので175cmあたりですね。なので全員そろって同スケールのキャラクターよりも小さいです。

ウェッジはしっかりとウェザリングされていますね。
スターウォーズファンは日本で言うガンプラマニアと同じで改造大好き職人が多いです。いや、むしろ圧倒的に多いと言えるでしょう。そもそも最近のガンプラはバンダイさんの頑張りによって改造の必要が昔と比べて大してありません。自分はZガンダム放送時からガンプラを作っており、バンダイの技術力の高さには毎度驚かされています。なんたって当時は足は延ばさないと絶対にダサいは、足首は改造しないと浮くは、胴体と二の腕も伸ばさないとバランス崩すは、ディテールは加えないとのっぺらだったりすはで大変だったのを覚えています。それだけやってやっと『まとも』になって、そこからようやく改造がスタートするレベルだったのが今ではその必要はほぼ無くて、『好みに改造してみ?』レベルのクオリティーに仕上がっているガンプラを組める今の世代が正直羨ましいですね。
それと同じでスターウォーズファンもハズプロの手抜きによってファンが改造するケースが多いです。ただしハズプロの場合は単なる手抜きですが、バンダイは当時の技術力では仕方がなかっただけなので、会社の土量の差が伺えますね。そんな理由でスターウォーズファンは未だに改造を必須とされているフィギュアが大量にあるため、改造業界が進化してきました。なんと改造パーツを売る『改造のプロ』や『顔パーツ塗装のプロ』がそれを仕事にしているくらいです。特に3Dプリンターのおかげでその市場は爆発し、コレクターを多いに喜ばしてくれています。

今回はハズプロ叩きのようでしたが、多分作者以上にハズプロフィギュアを購入しているコレクターはそんなにいません。会社経営をしている自分からすれば、『本物のファンは会社と商品のどこが悪くて、どう改善すべきかを教えてくれる方こそ本物のファン』であり、『本物の企業は傲慢にならず、常に改善し、お客様を大切にする』事にあると確信しています。世界とは競争なので、おごったり、油断したりすれば他に蹴落とされて倒産するのは当然の事です。そんな会社いくらでもありました。なのでハズプロには是非ともこれからも活躍してもらいたいものです。
・・・とは言ってもハズプロ職員が『会社の幹部は自分達がフィギュアを作ってやるだけでファンは感謝すべきだ』と暴露したり、かなり闇の深そうな会社なので日本の『お客様第一』の信念は無いかもしれません。正直に言って、このスケールのスターウォーズやマーベル商品を販売する権利はハズプロしか持っていないためファンも『仕方なく』買っているのが現実でしょうね。ここ最近でまたファンの逆鱗に触れてハズラブ・プロジェクト、ランコーフィギュアで大自滅したばかりですしね。それでも買ってしまうのも悲しいかな、ファンの特性なのでしょう。

今回のフィギュアレビューはこれでおしまいですが、作者は別のホームページで描いた漫画をアップしております。ユーチューブチャンネルもあるので興味のある方は是非遊びに来てくれるととても嬉しいです。
これからも他のフィギュアレビューチャンネルやブログページと違い、日本では全く出回っていない海外からの業界ネタをまぜた話を沢山して行こうかと思います。いや、大変なんですよ今。ハリウッドやら何やらがもう総崩れしている状態です。もしこんな話をして欲しいと思った方はユーチューブ動画のコメント欄で教えてくださいね!
宜しくお願いします。
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